CNCペンプロッターを作ろうの会 完結編
すみませんペンプロッターできたのになんかアクセスが伸びてくるまで完全に記事にするの忘れてました。
序
数ヶ月かけ完全に忘れられたペンプロッターですが、その全貌は
う~んお粗末
簡潔にペンプロッターがなぜこんなお粗末な出来になったかというとシンプルに金が無かったからです。しゃあねえだろ学生なんだから。
性能としてはギリギリペンプロッターとして動作できるレベル
破
MDF材をメインとして使用すること自体が中々にアレな選択だったかもしれません。MDF材は加工しやすく安いですが強度が低いので精度が出ません。
あと大きな誤算がありました。
その誤算というのは主にリードスクリュー周りのぐらつきが大きかったという点です。
リードスクリュー周りが思ったよりもぐらつくため画像のような作りだと反対側のスライド部分が引っかかり、上手く可動することができないのです。
そのため応急処置的対応として輪ゴムで引っ張ることにより、動くようにはなっていますが、これによりかなり精度が落ちています。
更に私が予算をケチりにケチった結果描画範囲が170ミリ×170ミリ程度しかないです。
そして一番の問題点として描画速度が非常に遅いというのがあります。これは回転に対して動く距離が少ないリードスクリューを採用したことにより動かす距離に対して回転数が増えることにより遅くなっています。
これは改良前でペンの上げ下げ機構が機能していませんが、描画速度が非常に遅いのがわかると思います。元々低速度で動かすCNCフライスの技術を利用しているので遅いのは当たり前なのですが、ペンプロッター程度の精度であればリードスクリューではなくタイミングベルトを使うのが利口でした。
これが改造後です。ペンの上げ下げ機構が完成し、内部で動作速度のリミッターを上げたことにより動作速度が倍程になりました、それでも遅いけど。
更にいうと回転数が増えるとステッピングモーターが熱を持ち触れられないレベルまで温度が上がるためUSBファンとヒートシンクを使っての冷却もしないとダメでした。
急
今回制作したペンプロッターはかろうじて動くレベルのクオリティになりました。
課題として
- 動作精度の向上
- 描画範囲の拡大
- 動作速度の向上
の3つがあります、個人的にリードスクリューは使いにくいと感じたので描画範囲の大型化と高速化を目指すのであれば圧倒的にタイミングベルトを使うのが楽だと感じました。
MDF材は加工しやすく安いですが強度が足りず曲がることを考えるとアルミ材や厚めのアクリルボードなどを使うことを考えた方が良いと感じました。
懐に余裕ができたら改良したいと考えているので今後もアレコレやる予定ではあります。また改良、改善できそうな点があればコメントください。
ではまた。